青天の火葬場

アラフォー独身男性のセミリタイア検討ブログ

FIRE(なるはや退職)よりFIRO(いつでも退職)

私のおぼろげなセミリタイア像をスッキリ解説してくれた記事があった。

www.businessinsider.jp

ハイルブロンが魅力を感じているのはあくまで「FIRO」(経済的自立、選択的退職。Financial Independence, Retire Optionalの略)というライフスタイルだ。「本業はあるが、いつでも退職できる」という選択肢を人生に持つことこそが重要なのだ。

 

まさにこの『FIRO』だった。

今すぐ仕事を辞めたいわけではない。嫌なこともあるがそれなりに楽しいしなるべくなら続けたい。一方で職業自体の先行きは決して明るくないし、今の職場でしか生きられない状態は精神衛生上良くない。セミリタイアやFIREの字面には魅力を感じるが空想の域を出ない。

こんな感じのモヤモヤが、10年働いた節目にふと頭をもたげた。改めて振り返ると就職して以来通底する不安だったように思う。

このぼんやりとした不安への向き合い方として先の記事が参考になった。

『仕事を辞めても生活していけるだけの能力(資産)を身に着ける』

何の変哲もない至極当然のことなのだが、自分の中で反芻し言葉にすることで現状把握や目標・方策が形を持った。言葉にするのは本当に大切だ。

記事の例はスケールが文字通りケタ違いであるものの、私も私のスケールで『本業はあるがいつでも退職できる』状態を目指そうと思う。